私たちのクルマは、どんどんデータで埋まっていきます。 多くのデータに簡単にアクセスできることで、私たちのクルマについてより深く知ることができ、その結果、様々な面からクルマをよりコントロールすることができるようになります。 愛車のデータへの扉は、OBDポートです。 しかし、このOBDポートという扉を開くためには、あなたの頼みの綱となる小さな装置、Carly OBDスキャナーが必要となります！
修理代を節約するために自分のクルマをもっとコントロールしたい、機能をカスタマイズしてもっと個性的にしたい、そんな願いを叶えます。
OBDポートとは何か、どのように機能するのか、よくわからないという方もご安心ください。 今日は、OBD・OBDポートの専門家になるためのお手伝いをさせていただきます。 この記事を読み終えるころには、車をコントロールするためのベストな方法がわかっているはずです。
まるで自分専用の整備士さんを持つように！
OBDとは何の略？
まずは、すべてを理解するための主要な用語から説明しましょう。OBDは “on-board diagnostics ” の頭文字をとったものです。OBDシステムは、車の所有者や整備士に、現代の自動車が持つ多くのサブシステムの状態へのアクセスを提供します。
このうちのOBD スキャナー（アダプターやリーダーとも呼ばれる）は、ポケットサイズの電子機器です。 このデータにアクセスすることで、クルマの健康状態を総合的に把握することができます。
さらに、OBD スキャナーを使えば、クルマが実際に故障するよりも先に問題・故障原因を発見することができます。 また、愛車のメンテナンスを自分自身で行うことも可能になります。 このように、OBDのこれらの機能はエラーを早期に発見し、整備等の予期せぬ出費を回避することでコスト削減に貢献します。
そして何より、そのデータにアクセスし、自分自身ですぐに診断ができることです。 基本的には、Carly OBD スキャナーを車に挿して、スマホでCarlyアプリを開き、スマホから数回タップするだけで簡単に始めることができます。
車種によっては、OBD スキャナー（正確には最新の規格であるOBD2 スキャナー）を使って、あなたの車をカスタマイズするためのクールな機能をコード化することも可能です。
これらの情報や機能を利用するために必要なことは、Carly OBDアダプターを購入して、Carlyアプリをダウンロードするだけです。
Carlyアプリは、OBD スキャナーが車から収集したすべての情報にアクセスするためのソフトウェアです。 アプリを使えば、スマホで簡単にクルマの情報を見たり、ソフトウェア（コーディング）の変更をしたりすることができます。
OBDスキャナーとは何なのかがわかったところで、その仕組みを詳しく解説していきましょう。
OBD1とOBD2の違いは？
前世代のOBDアダプターでは、スマホとの接続には長いケーブルを利用するという方法しかありませんでした。 しかし、OBD2の導入により、ケーブルを利用しないBluetoothやWLANを介した携帯電話とアダプターの接続が可能になり、さらには、より標準化されたエラーコードの利用も可能になりました。
Carlyでは、OBD2リーダーで、世界中のほとんどの車種に対応する「Carlyユニバーサルアダプター」を販売しております。
OBDポートとは？
OBDスキャナーがどういうものか分かったところで、次はOBDポートに移りましょう OBDポートとは、簡単に言えば、OBDスキャナーを接続するために独自に設計されたスペースのことです。
OBDポートは、車を整備工場に持ち込んだ際、OBD機器を接続するプラグのところになります。 しかし、このOBDポートの機材は通常、長いケーブルとコンピュータで構成されており、それらによって車の情報にアクセスをしています。 OBDポートに機器を接続すれば、車を診断して、例えばどの部分の修理が必要なのかなどを調べることができるということになります。
しかし、Carly OBDとアプリを使えば、もはや整備工場を訪れたり、このような複雑な機器を使うことなく、あなたの車のデータにアクセスできるようになります。 今すぐにでも、自身の携帯電話と車のグローブボックスに入れておける軽量のOBDアダプターを通して、あなたの車を簡単に分析・診断することができます!
すべてのクルマにOBDポートはあるの？
現在、自動車には最大で80個のECUが内蔵されています。 ECUとは、「electronic control unit」の略で、電子制御装置のことです。 これらのユニットは自動車に組み込まれ、自動車の一つまたは複数の電気系統を制御します。
例えば、自動車には燃料系を制御する特定のECUが存在します。 OBDスキャナーを使えば、このECUにアクセスして燃料系のデータを得ることができます。
これらのECUに組み込まれたソフトウェアは、機能だけでなくデータの量も多く、車をより高度なものにしています。
欧州連合では2001年以降に製造されたすべてのガス自動車、米国では1996年以降のすべての自動車にOBD2ポートが搭載されていることが確認されています。 そのため、近年製造された車をお持ちの方は、ほぼ間違いなくOBD2ポート(OBDポート)を搭載しているはずです。
CarlyのOBDは、私のクルマのOBDポートに対応しているのか？
あなたの車が2001年以降に製造されたものであれば、答えはほとんどの場合で「イエス」です。 しかし、2001年以前に製造されたBMWをお持ちの方も、私たちがサポートします！ Carlyユニバーサルアダプターは、以下のものに対応しています。
- 2001年以降に製造された車両
- 2005年以降に製造されたメルセデス
- そして、1996年*以降に発売されたすべてのBMW！
車の製造年月日が不明な場合は、車検証に記載されています。 また、自分の車のブランドやモデルがカーリーOBD2リーダーに対応しているかどうかもチェックできますよ。
1996年から2000年に製造されたBMWの場合、Carlyユニバーサルアダプターを使用するには、20PINアダプターのエクステンションも必要です。 しかし、これらアイテムはeBayやAmazonなどで手頃な価格で簡単に手に入れることができるので、心配する必要はありません。
Carlyの商品購入を検討する際、他のオンラインショップなどで再販用のCarlyアダプターを見つけることがあるかもしれません。 しかし私たちは、あなたがeBayや他のサイトでCarly製品を購入することを必ず避け、当社のウェブサイト上のみでアダプターを購入することを強くお勧めします。 これは、外部のサイトや人が販売しているCarlyアダプターは、より高い価格で転売され、製品保証や当社の返品サービスなどが含まれていないためです。
Carly ヒント：ご希望のモデルがリストにない場合は、同じ製造年のカーブランドの他のモデルを選択してください。
OBDポート・OBD2ポートはどこにある？
OBDポート・OBD2ポートの位置は、車種によって異なる場合があります。 しかし、通常はステアリングホイール(ハンドル)の下、運転手の手の届くところにあります。あなたのクルマのOBDポートがどこにあるか、覗き込んで確認してみてください。車のマニュアルでOBD2ポート(OBDポート)の位置を確認することもできます。
OBD2で何がわかる？
まずは、1つ目のカテゴリーからご紹介します
車両診断
Carly OBDスキャナーでアクセスできるデータは、主に4つのカテゴリーに分類されます。 それぞれのカテゴリーに、あなたのクルマで利用できる機能がたくさんあります。 ただし、この強力な機能の説明に移る前に、「この機能を利用できるのは車種によって異なる」ということを留意しておく必要があります。 例えば、BMWの場合はすべての機能が使えますが、メルセデスの場合は一部しか使えない可能性があるというケース等です。
Carlyアダプターを車のOBD2ポート(OBDポート)に接続すれば、スマホから自分の車を診断することができるようになります。 基本的に、Carlyアプリは、ECUに問題または「フォルトコード」があるかどうか、そしてこれらの欠陥がどの程度深刻であるかを教えてくれます。これらのフォルトコード（「エラーコード」とも呼ばれる）の数と深刻度に基づいて、Carlyアプリはあなたの車の全体的なヘルススコア(健康状態)を示します。
通常、車の修理やオイル交換が必要になると、ダッシュボードに警告サインが表示され、これらのエラーコード・フォルトコードにすぐに対処する必要があります。 しかし、CarlyのOBDスキャナーを使えば、車のダッシュボードに表示される数ヶ月前からエラーを確認することを可能にします。 そのため、故障が深刻化して手遅れになったり、高価な修理が必要になる前に、車のどの部分が修理が必要かをいち早く検出することができます。
車のメンテナンス
車にエラーコードがある場合、Carlyアプリはそのエラーコードが何に関するもので、どういう意味なのかを教えてくれます。 しかし、このメンテナンス機能を使えば、簡単な車の修理は自分でして、より経済的にもお得に解決できるようになります。
Carlyのアプリは、あなたの愛車のモデルに応じて、可能なオプションと、どのメンテナンスの修正を行うかについてのステップバイステップのガイドを提供します。 例としては、サービスリセット（オイルやブレーキの交換）、バッテリーの登録などになります。
自分で修理をすることのメリットは、車の基本的なサービスにかかる時間と費用を大幅に節約できることです。 Carly OBD2スキャナーが検出したエラーコードをすべて修正したら、あとはワンタップで削除するだけです。
カー・コーディング
さらに、3つ目のカテゴリーとして、愛車のコーディングが可能です。このCarly機能は、特定のECUをコーディングして、あなたの車をユニークなものにカスタムすることができます。 例えば、外部ライトのカスタマイズ、自動スタート・ストップボタンの無効化、スピードメーターのデジタル表示など、さまざまな機能を搭載しています。 このカーコーディングも、使用できるオプションは車種によって異なります。 ここでは、あなたのクルマのコーディングの可能性をすべて見ることができます。
中古車チェック
最後に、「中古車チェック」機能です。 中古車を購入する場合、売り手が車の走行距離を変えたり、知られたくない重要な情報を隠したりすることがあるので、知らずに簡単に騙されてしまうことがあります。しかし、Carly製品のような適切なツールを使えば、これらのことを避けるのは非常に簡単です。
CarlyアダプターをOBD2ポート(OBDポート)に接続すると、車に関する貴重な情報を見ることができます。 例えば、Carlyのアプリの利用により、車の走行距離が変更操作されているかどうか、実際の走行距離は何kmだったかわかるようになります。 さらに、重大な機械的問題の検出や、車の走行履歴も閲覧可能になります。
OBDスキャナーを接続したまま走行可能か？
OBDポートとは何か、Carly OBDリーダーの仕組みがわかったところで、最後の疑問が残りますね！？ CarlyアダプターをOBDポートに接続したまま走行できるのか？という疑問ですね！
答えは「もちろんです！」。
Carlyユニバーサルアダプターを使って車への搭載をすれば、もうプラグの差し入れを行う心配は不要です！そのため、走行中もCarly OBDスキャナーをOBDポートに挿したままにしておくことができます。
では、OBDポートとは何か、どのように使うのかがわかったところで、この質問に自分で答えてみてください。