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OBDコネクターとは何か? 5分で完全理解!

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OBDスキャナー/車載式故障診断機という言葉は、すでに多くの人が知っていることでしょう。しかし、実際にこのスキャナーが何のためにあるのか、それを使用して何ができるのか、それらについてはご存知でしょうか?

今日はそんな疑問を解消して、スキャナーの世界をより深く知ってもらいたいと思います!

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OBDスキャナーとは

OBDはオンボード(車載式)診断とも呼ばれ、走行中に記録された車のデータを読み取ることができる車両故障診断システムです。エンジン始動と同時にデータ収集が開始されます。OBDスキャナーは制御装置間の接続を行うインターフェースとして機能し、スキャナーを使って不良の故障コード・エラーコードをクリアすることができます。ただし、クリアするにはユーザーがOBD・故障診断機のコードを理解し、何を診断しているのかが把握している場合のみに限ります。そうでなければ、車に深刻な問題が発生してしまう可能性があるからです。
故障コードは、必要なソフトウェアやアプリを使って、ノートパソコンやスマートフォンにダウンロードすることができます。 

OBDスキャナー/故障診断機とはどのようなものかを理解いただいた上で、OBDスキャナーで何ができるのか、どのように車の走りを良くしていくのかを紹介していきます。

OBDスキャナーで読み取れる内容は?

OBDスキャナーを使えば、多くのデータを読み出すことが可能です。例えば、走行中に記録した排出ガス値を読み出すことで、自分の車がどのような挙動をしているのかを確認することができます。スキャナーだけではなく、それに対応したソフトウェアやアプリの種類なども重要になってきます。スキャナーに不具合があったり、それが自分の車に対応していなければ、市販の優れたソフトも役に立ちません。これは、OBDスキャナーのメーカーがそれぞれ異なるOBDスキャナーをインターフェースとして使用しているためで、車の故障コードを確認できるようにするためには、アプリやソフトウェアが必要になるからです。よって、それぞれで読み方が大きく異なり、販売店ごとに仕様も異なります。

とは言いましたが、排出ガス値やトルク、燃費などは、多くの診断ソフトで読み取ることができます。それ以外にも、例えば中古車チェックができるツールや、車のヘルス状態を分析できるツールも存在します。どういったツールなら可能で、いくら費用がかかるか等は、次のセクションで紹介します。

Carly OBDスキャナー

私たちが提供するCarly(カーリー)は、お手頃な価格で購入でき、尚且つOBDスキャナーから送信される多くの車のデータを読み取ることができるスマートフォン用のアプリです。そんなCarlyと他社の診断ツールと異なる点をご紹介します。Carlyスキャナーの値段は7,990円です。Carlyスキャナーに対応するCarlyアプリのベーシックバージョンは、Apple App StoreまたはGoogle Play Storeで無料でダウンロードできます。すべての機能に対応しているプレミアムパッケージをお求めの場合は、約3000~11500円の費用がかかります(車種によって値段が異なります)が、プレミアムにはスキャナーが無料で含まれています。プロのワークショップにあるような適切な診断装置は、通常数十万円はかかるため、いかにCarlyスキャナーがお得かわかっていただけるかと思います。

Carlyを利用して行える中古車チェックは、BMW、VAG、ベンツ、レノー、ポルシェに対応しています。新車の購入を考えている方、時には違った内容も確認したい方には価値があるのではないでしょうか。Carlyでは、車のボディの下や中身を確認することができ、車の状態をより良く把握することができます。そうすることで、予期せぬ状況を避け、気持ちよく新車を購入することができるのです。

また、Carlyは、自宅のガレージで行う車のカスタマイズに大いに役立ちます。Carlyを使えば、時間のかかる整備場への訪問は必要のないものとなり、BMW、VAG、トヨタ/レクサスのカスタマイズを自宅で行うことができます。これにより、コストと時間を節約することができます。

故障メモリの読み出しとはどういうことですか?

故障メモリは現代のすべての車両に搭載されており、技術的な不具合や故障を記憶し、OBDスキャナーで故障コードを読み出して不具合を修正する役割を担っています。故障コードはすべて悪いものだと思うかもしれませんが、そういうわけではありません。車に故障コードが発生するのはごく普通のことです。メーカーが意図していないごく一部の故障コードのみが、深刻な不具合につながることがあります。

故障コードには、静的なものと散発的なものに区別されています。散発的な故障コードは、一定回数走行した後、再表示されなければ自動的に削除されます。 

故障コードを読み出すにはどうすればいい?

故障コードは、OBDスキャナーを使用することで読み取ることができます。ただし、それらを表示させるためには、ノートパソコンやスマートフォンに診断ソフトをインストールする必要があります。故障コードがディスプレイに表示されるので、それに従って変更を施すことができます。読み上げられるのは、2001年(ガソリン車)または2004年(ディーゼル車)より後に製造された車だけです。古いBMWや、時にはVAG(1996年まで)の読み取りには、Carlyスキャナーと専用のエクステンションが必要です。 

ノートパソコンを使用する場合は、適切なソフトウェア、診断スキャナー、ならびに場合によっては個々の車種用の追加アダプターが必要です。 

携帯電話で利用する場合は、Carlyなどの診断アプリと適切なスキャナーがあれば、より早く、より簡単に診断を行うことができます。また、Carlyユニバーサルスキャナーはすべてのメーカーに対応しているので、非常に便利です。アプリに関してもすべてのメーカーに対応しているバージョンを利用すれば、車種が違っても複数のソフトやアプリを用意する必要がないのも利点にあげられます。

OBDインターフェースはどこにあるの?

OBDインターフェースは通常、ハンドルの下に位置していますが、メーカーによって異なる場合もあります。古い車ですと、トランクの中やハンドブレーキの近くにある場合もあります。アクセスポートを見つけたら、診断機を差し込むだけで、車と診断機の接続が確立されます。その後、故障メモリを読み出すと、様々な故障コードがパソコンやスマートフォンのディスプレイに表示されます。通常、故障コードの解読には、インターネットなどで調べてみてみないと何のことを指しているのか分かりにくいものですが、Carlyのアプリを利用すると、何が問題なのかすぐに教えてくれるので、インターネットで何時間もかけて調べる必要がなくなります。

OBDとOBD2の違いは?

OBD2ポートは新型車に採用されており、ヨーロッパでは車のシステムを統一する理由で、2001年と2004年に導入されました。両方とも原理的には同じ目的を担っており、ECUと診断装置の間のインターフェイスとして機能しています。

従来は、例えばBMWのOBDポートのように、自動車メーカーごとに接続方法が異なるため、特定の診断装置でしか車のデータにアクセスすることができませんでした。そのため、工場では複数の自動車メーカーの診断を行うことが困難でした。

米国では、1988年にOBD2ポートが導入され、システムの標準化が行われました。そのため、1988年以降に製造されたアメリカ車にはOBD2ポートが搭載されていますが、1988年に製造されたドイツ車などにはいまだにOBDポートが残っています。

OBDスキャナーで全車種を診断できるの?

OBDポートですと、車のメーカーごとに個別のスキャナーが存在するため、特定のメーカーの車しか診断することができません。2001年以降に製造されたガソリン車であれば、すでにOBD2ポートが装着されています。ディーゼル車については、2004年に初めて搭載されました。 

OBDの場合、適切なスキャナーでしかデータを読み出すことができません。例えば、BMWの読み取り用スキャナーをお持ちの場合は、2001年または2004年以前に製造されたBMWにしか使用できません。ルノーの場合は、別のスキャナーが必要です。 

一律制を導入した理由はこういった状況を打破することにあります。統一することで、ワークショップでスキャナーに多額の費用をかけることなく、異なる自動車メーカーの修理をより簡単に行うことができるようになりました。Carlyは使い勝手の良いスキャナーで、2001年以降の全メーカー、全機種に使用可能です。そのため、たとえばガレージに2001年以降に製造されたBMWと2004年以降に製造されたVWがある場合、必要なスキャナーが1つで済みます。これにより、OBDポートがそれぞれ異なる車を所有していても、コストと調査作業の多くを節約することができます。

OBD3はもうすぐそこなのか、それとも遠い未来の夢物語なのか?

現在、OBDポートを搭載した車で故障コードが検出されると、アプリ/ソフトウェア側のディスプレイに警告が表示されます。しかし、部品を交換するかどうか、いつ交換するかなどは、お客様ご自身で決めることができます。また次の整備工場訪問がいつなのかを把握していれば、それまでに対応すればよいので、焦る必要もありません。

OBD3が搭載されている車では、上記のようにご自身で管理を行うことが困難になります。なぜなら、故障コードが検出されると、自動的に担当官庁に通知され、不良部品の交換期限が付与されるからです。期限を守らない場合、罰金が発生する可能性があります。交換もしくは修理を行わない限り、故障コードが消えないため、回避することができません。

アメリカは、車の産業だけに限らず他の産業と同様、すでに多くのものがヨーロッパより数歩も先を進んでいます。その点OBD3は、数年後には市場に顔を出す可能性が高いです。欧州ではデータ保護が重視されているため、OBD3が欧州で使用されるかどうかについてはまだ未確定の事項です。それが良いか悪いかは、皆さんのご意見それぞれだと思いますが、欧州の車にOBD3ポートが搭載されるまでには、しばらく時間がかかることは確かでしょう。

OBD検査が車検に導入される?

新しい制度ですので、いまだ知らない人もいらっしゃるかもしれませんが、2024年10月からは車検の際にOBDチェックが行われることになります。本格的な開始時期は、お持ちの車が国産車もしくは輸入車かによって若干異なります。

・国産車:2024年10月から
・輸入車:2025年10月から

OBD検査とは、車検において、同じようにOBDスキャナーを利用して故障コードの読み取りを行い、その際に不具合が出ていないかチェックすることです。現代の車に搭載されてある電子制御システム(ECU)内の機能がきちんと正常に動作するかどうかを、現状の車検チェック項目ではカバーできない可能性があるからです。

車検時に故障コードが検出された場合に、その故障コードが深刻なものであれば不合格となり、再検査を受ける必要がでてきます。

このような状況を回避するためにも、ご自身でCarlyスキャナーのようなOBDスキャナーで、車検の前に事前に自分の車に不具合があるかどうかを調べることができれば、良いと思いませんか?

故障コードをご自身で読み取り、クリアすることができれば、車検に対して万全に準備することができます。

注意事項:車一台一台、それぞれ異なるソフトウェア、モジュールが搭載されています。そのため、モデルごとに特徴に合った製品を生むためのバラエティが増えます。


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