OBDもしくはOBD2スキャナーは、車の所有者が必要とする最も便利な自動車用ツールの1つです。 一番の特徴は、専門家でなくてもOBDスキャナーをプロ並みに使いこなせることにあります。
OBDスキャナーがあると、自動車整備士を見つけたり、確保したりする必要がなくなり、修理やメンテナンスにかかる数十万ものコストを節約することができます。 OBD2カー診断ツールでは以下のようなことが可能です。
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- 診断コードの読み取りと基準値クリア
- コーディング機能で車をカスタマイズ
- 修理・メンテナンスの実施
- エミッションチェック(放出ガスチェック)の実施
- 車のVIN・車両識別番号の確認
- オドメーター・走行距離計の改ざんの検知
実際、Carlyで定期的に診断を行っているCarlyユーザーは、修理やメンテナンスにかかる費用を年間で最大25万円も節約しています。
そこで、皆様がOBD／OBD2 スキャナーを使って車を最大限に活用し、より多くコストを節約できるよう、OBDスキャナーの使い方を紹介していきたいと思います。
OBD／OBD2 スキャナーとは何ですか？
OBD／OBD2 スキャナーはポケットサイズの小さな装置です。 16PINのコネクターで構成され、車のすべてのデータを読み取り、アクセスすることができます。
OBDスキャナーは、「車載式故障診断装置」の略であるOBDインターフェースを介して診断を行います。このインターフェースには、ECU一つ一つにおいて、車のすべての情報が保存されています。
車の車載式故障診断インターフェースにアクセスするには、OBDスキャナーを車のOBDポートに差し込むだけで大丈夫です。 その後、帯電話のOBDアプリを通じて、OBDデバイスが収集したすべての情報にアクセスすることができます。
OBDスキャナーの正しい選び方は？
OBDスキャナーには、シンプルなコードリーダーから高度なスキャンツールまで、さまざまなタイプがありますが、知りたいデータの種類と詳細レベルによって、適したスキャナーは異なってきます。
そこで、あなたの車に最適なスキャンツールがどれなのかを判断するための3つのポイントを紹介します！
- スキャナーの大きさ
- 対応機能の種類
- 自動車との互換性
1. サイズと必要な付属品
自動車用のスキャンツールには様々なサイズがあり、小型で手軽なツールを探している場合は、Bluetoothで接続可能のOBD2スキャナーが最適です。 ワイヤレスのため、追加付属品が不要で、携帯性に優れています。
ただ、携帯型診断スキャナーや診断ソフトウェアなど、より専門的な診断ツールをお好みの場合は、通常よりかさばる場合が多く、コンピューターなどの追加機器が必要になる場合があります。
2. 対応機能の種類
スキャナーの中でも、基本的な診断機能と汎用コードの読み取りしか行わないものもあります。しかし中には、車好きなら誰もが欲しくなるような、より高度な機能を備えたものもあります。
例えば、基本的なスキャナーやコードリーダーでは、診断コードしか読み取ることができません。 トラブルコード（例：エンジン警告灯）の削除など、他の機能も基本的なものであればできる可能性はあります。性能の高いスキャナーでは専門的な車両の診断・分析、車のカスタマイズ、パラメーターをリアルタイムで確認するなど、より多くの機能が提供されています。
3. 自動車との互換性
どのスキャンツールを使う場合でも注意しておきたいのが、自分の車のメーカーやモデルに対応していない可能性があるということです。 また、モバイルアプリが付属しているBluetooth OBD-IIスキャナーを使用する場合、アプリがお使いの携帯電話のOS（AndroidまたはiOS）に対応していることを確認する必要があります。
Bluetooth OBD スキャナーの使い方
– 3つのステップ
Bluetooth OBD スキャナーは、携帯性に優れ、利便性も高く、価値の高い情報を提供してくれるため、最も便利なスキャンツールといえます。 ワイヤレスのため、接続ケーブルや診断機器付属品などを用意する必要もありません。必要なのは、携帯電話だけです。
スキャナーに対応したモバイルアプリを通じて、好きな時にスマートフォンで車の情報を見ることができます。
Carly Bluetooth OBD スキャナーを初めて使用する際の簡単な3ステップをご紹介します。
- Carly OBD スキャナーを車のOBDポートに差し込みます。
車のOBD-IIポートは、通常、ハンドルの下かアクセルペダルの左側にあります。 このポートは小さなプラグからなっており、接続するだけで車に搭載されすべてのECUにアクセスできます。
2001年以降に製造されたほとんどの車には、このOBD2診断ポートが搭載されています。 見つからない場合は、お車の取扱説明書でご確認ください。 - 車のエンジンをかける
車のエンジンをかけると、OBDスキャナーがすべての車両システムおよびコンポーネントから情報を取得し始めます。 - 携帯電話のBluetoothをオンにして、OBD スキャナーのモバイルアプリを開く
OBDスキャナーで使用する必要があるモバイルアプリがダウンロードされていることを確認してください。 Carlyユニバーサルスキャナーをお持ちの場合は、AndroidとiOSの両方のデバイスに対応しています。
ダウンロード後、Carlyアプリを開き、「接続」をクリックします。 これにより、CarlyスキャナーとスマホがBluetoothで接続されます。
接続が確立されると、正式に車の状態を知ることができます。まずは、車の状態を調べ、エンジン警告灯などの故障コードを読み取ることから始めるのがおすすめです。以下、車でできるすべてのことを紹介します。
OBDスキャナーでは何ができますか？
購入するOBDスキャナーによってそれぞれ利用できる機能が異なります。 以下では、Carlyスキャナーで利用できる機能をすべて紹介します。
OBDとメーカー診断 : 故障コードの読み取りと消去
診断機能を使えば、車のエンジンに関連するすべての故障コードを表すOBD基本コードを読み取り、それらのコードをクリアすることができます。 例えば、エンジン警告灯などのエンジンコードをモニターすることもできます。
さらに、メーカー固有のコード（診断トラブルコードともいう）を読み出すことも可能です。 メーカー固有のコードは、ABS、エアバッグ、ブレーキなど、他のすべてのシステムに関連するエラーを意味します。
診断チェックを行うと、以下の情報が閲覧が可能になります↓
- すべてのアクティブ状態のコード（警告灯など）
- 故障コードの深刻度
- コードが何を表しているのか / コードの定義
- 車の全体的なヘルススコア（存在する問題の数とその深刻度によって決定されます）
さらに、「 スマートメカニック」機能を使えば、プロの整備士が取り扱う情報にもアクセスできるようになります。 例えば、専門的なコードの説明を見たり、修理に関するアドバイスを得たり、各故障コードに関する予測分析をチェックすることができます。スマートメカニック機能は、 故障コードの理解を深め、自分で車を修理できるようにするための優れた機能です。
コーディング：車をカスタマイズする
もうひとつ、車好きなら誰もが喜ぶ機能が、コーディングです。これは、自動車メーカーがあらかじめ設定している車のデフォルト機能を作動させたり、停止させたりすることができるものです。
Carlyのユーザーインターフェースにより、車のカスタマイズを非常に簡単に行うことができます。Carlyアプリでは、自分の車のすべてのカスタマイズオプションをリストで見ることができます。
ワンタップで車の新しい機能をアンロックすることができます。また、変更をリセットしたい場合、簡単に元の設定に戻すことができます。
コーディング機能で何がカスタマイズできるか、下に例をあげてみました。
- オートスタート／ストップシステムの解除
- ウェルカムランプとヘッドライトのカスタマイズ
- 一定速度に達した際の自動ドアロック機能のカスタマイズ
- 車のキーを利用した窓の開閉
ライブデータパラメーター：リアルタイムのデータを読み出す
さらに車の現状をより詳しく知りたい場合は、リアルタイムでパラメータを確認することも可能です。 例えば、温度や圧力の値を見たり、ターボのブースト圧を確認したりすることができます。
※画像は英語バージョンです
特に、エンジン警告灯などの故障コードが点灯し、車のエンジンパラメーターを詳しく知りたい場合に適しています。
中古車チェック：走行距離の改ざんを検出する
中古車の購入や売却を検討している場合、「中古車チェック」機能は非常に便利です。 買い手であれば、気になる車が不正にデータ操作されていないか、盗難車ではないかなど確認することができます。
※画像は英語バージョンです
自分の車が不正に操作されていないかどうか確認したい場合に、Carlyを利用すると正確な走行距離をお知らせすることができます。 また、スピードメーターに表示された走行距離と実際の走行距離が異なっていないかどうかも確認することができます。もし異なっていれば、走行距離計が改ざんされていることを示しているので、そのような車の購入を避けることができます。
DIYメンテナンス：簡単なメンテナンスを行うためのガイド
自分たちでも簡単にできるような基本的な整備でも、それなりの金額の修理費用を請求されることが多々あります。
メンテナンス特集では、自分で基本的なメンテナンスを行うためのガイドをわかりやすく紹介します。 ガイドを読めば、自動車整備士・メカニックに全面的に頼る必要がなくなり、より多くの費用を節約することができるようになります。
排出ガス試験：排出ガス試験を確実にパスするために
公式の排ガス試験を受ける前に、Carlyアプリで独自の試験を行い、合格基準に達しているかどうかを事前に確認することができます。 Carlyアプリでは、車のすべての排ガス制御システムをチェックすることが可能です。また、修理が必要な排ガス規制の概要を提供します。 したがって、公式の本番試験までに自分の車のどこを直せばいいのかがわかるようになります。
デジタルガレージ：車の診断レポートへのアクセス
メカニック・整備士にとっては、車の診断チェック履歴があると、非常に助かりますし、整備の際に、車に更なるダメージがないかどうか確認するためにも非常に重要となってきます。
そのためには、整備工場に車を持ち込む前と後で、診断チェックを行うだけでOKです。 その後、車に新たな不具合が発生した場合、整備工場に車を持ち込む前にはなかったことを証明することができます。
OBDスキャナーの使い方をマスターして
プロになろう!
上記ステップを踏めば、OBDスキャナーの使い方がわかり、車を最大限に活用できるようになります。 Carlyスキャナーがあれば、もう自動車整備士に全面的に頼る必要はなくなります。
それに加え、高価なスキャナーや、高機能が含まれる自動車用スキャンツールで出来る診断をCarlyがあれば安価で行うことができます。プロ用のスキャナーツールに30～40万円以上支払うところを、Carlyスキャナーを選択すれば2万円弱程度で購入することができます。
Carlyは、ユーザーのポジティブなレビューのおかげで、最高の自動車診断スキャナーの1つとして確立されています。初回の使用で費用の元が取れるような、素晴らしい体験を保証します。
診断スキャンツールを持つことで、自分の車を様々な面から、よりコントロールできるようになります。さて、この記事をご覧になって、自分専用のOBD スキャナーを使い始める準備はできましたでしょうか？